粘膜人間

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐太は、弟の殺害を計画した。だが圧倒的な体力差に為すすべもない二人は、父親までも蹂躙されるにいたり、村のはずれに棲むある男たちに依頼することにした。グロテスクな容貌を持つ彼らは何者なのか?そして待ち受ける凄絶な運命とは…。第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。

DV弟、弟を殺そうとする兄達、憲兵、河童など異様なキャラばかりだったけど、一番怖かったのは少女。少女の兄が徴兵を放棄したため、家族である少女は捕まり、兄の秘密を聞き出さすために憲兵から様々な拷問を受けるけど、発狂状態になっても兄の秘密を守った少女。かたくなに守った兄の秘密とは・・・?ヤンデレ少女が怖いよ。