宇宙をぼくの手の上に

宇宙をぼくの手の上に (創元推理文庫 605-5)

宇宙をぼくの手の上に (創元推理文庫 605-5)

SF短編の名手ブラウンが描く奇想天外なお話のかずかず。月に思いをよせるハツカネズミ、いとも善意に満ちた怪物ベムたち、ゴキブリの思念投射に惚れこんだ男、サンドウィッチの中の宇宙船などなど、奇抜な着想と豊かなファンタジーにいろどられた全9編の物語の饗宴は、いかなるSF嫌いの読者をもファンに変えてしまう不思議な魔力を持っている。

星ねずみが一番好き。